【スタッフのバックヤード】アルビオンセミナー 研究員の話

アルビオンのプレシャスセミナーに参加しました。
メーカーの2025年の方針や新商品のこと、さらに皮膚科学について勉強しました。
最新情報がたくさんと貴重な時間でした。
◆皮膚の老化と潤いの関係
加齢肌には、シワ、しみ、毛穴のゆるみが現れ、ハリがなくなったり水分量が減少したりします。
外的要因も影響していますが、加齢は避けることができません。
普段は、角層のバリア機能としてNMF、セラミドと言われるものが肌を守ってくれていますが、
皮膚は大変薄くデリケートなので、老化すると代謝機能が働かなくなってしまいます。
今回のセミナーでは、『化粧品でのお手入れは本当に、老化を遅延させることができるのか?』という疑問を検証しました。
【検証】
もともとお手入れしていない人が、ちゃんとお手入れをしはじめると皮膚がどのように変わるのか、それを計測した画像です。
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検証の結果、お手入れをしている人はハリと水分量が圧倒的に多く、老化現象を遅延できるといったことが証明されました。
このページでは画像は見えにくいかもしれませんが、あきらかにキメが整っているのが確認できました。
その他にも、50代のモニターの方の目じりの乾燥小じわがとても少なくなったデータもみることができました。
つまり、「肌が潤っている」それだけでも、シワを軽減させることができるのです。
◆角層の役割と機能について
肌を守る角層は約10層あり、厚さは20マイクロメーターあります。
例)トマトの薄皮は、約30から40マイクロメーターなので、トマトの薄皮の約半分が人の皮膚の厚さといえます。
非常に薄いですが、皮膚は外気との壁の役割を担っており、温度調整などの機能も持っています。

ところで、身体は洋服などで守られていますが、顏と手はいつも裸です。
普段から、いかに肌が酷使されているかをご理解いただけるかと思います。
しわ、たるみ、シミの全ては、代謝がポイントなっていると言っても過言ではありません。
それを角層剥離といいます。ちゃんと代謝(角層剥離)をしてくれるためには、肌に酵素があることが大切なのだそうです。

さらに、その酵素がしっかりと存在できる状態するためには、肌に水分があること、つまり潤っていることがとても重要なのです。
そのことからも、潤っていれば、最大限に肌の奥も守れると期待できます。
◆第2パート シミ・色素沈着について
第2パートでは潤いが大切であることを踏まえ、加齢の中でもシミ・色素沈着に特化して説明がありました。
まず、シミと呼ばれる色素沈着にはいくつか種類があり、
⚫︎肝斑
⚫︎老人性色素斑(日光黒子) 触るとザラザラしている
⚫︎雀卵斑(そばかす)
上記3つは、紫外線によって濃くなるので、ケア次第で薄くすることができます。
⚫︎脂漏性角化症(触ると膨れている イボの一種)
⚫︎太田母斑(赤ちゃんのお尻にあるようなもの)
この2つは、先天的なモノの場合があるので、医療の範囲となります。

現代の化粧品では、肝斑・老人性色素斑(日光黒子)・雀卵斑(そばかす)の研究がつづけられており、今日までおおきな進化を遂げてきました。
安全性の担保といつの時代も偏りのない効果として、最も長い歴史を持つのはビタミンC(ビタミンC誘導体)です。
次に、コウジ酸が、歴史上2つ目の有効美容成分として認可があり、さらにその後も、研究が続けられて老人性肝斑(1982年に認められた)にも有効であると証明されました。
こちらは、コウジ酸有効成分の入った美容液を塗布したキノコと、何もしていないキノコの断面です。
時間の経過とともに、色素沈着を起こしていることが記録として残っていました。

商品名が書かれていましたが、ここでは、「コウジ酸配合の美容液を塗布」と紹介させていただきます。
もっと、もっと、詳しくは、店頭でお伝えさせて頂きます!
最後に
受講しながらのキーボードカチャカチャとして早打ちの練習にもなった今回。
少し、腱鞘炎気味(笑)

今回の研修では、進化が止まらない美容業界の皮膚科学とその技術を目の当たりにしました。
化粧品で肌は変わる。心の中でつぶやき、唱えてきたことは、もっと大きく声に出していい時代がきたんだと希望のような感情を抱きました。
これからも、当店を訪れて下さる皆様の悩みに寄り添い、できる限りの期待に応え希望に変える。
そんなお手伝いをさせていただきます。
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